店名の看板や派手なのぼりなどはなくても、地域の人には知られている町の小さな酒屋さん。右手の平屋部分の前面が店舗スペース。
伝統ある酒屋を残した二世帯住宅。
そんな難題もFPが解決!
滋賀県南東部、鈴鹿山系の西麓に位置する蒲生郡日野町で、長いあいだ酒店を経営してきたT様。近年はコンビニなどでも酒が買えるようになったことから、少なからず商売は縮小傾向にあり、70歳を目前にして住宅の建て替えを考えた時は、店をたたもうかとさえ考えました。
T様ご夫妻は、娘さん一家5人と同居する7人ご家族です。建て替えに際して、家族の中心になり積極的に行動したのは、娘であるS子さんでした。ハウスメーカーなどいろいろな家を見てまわったものの、二世帯という条件を提示すると、どこも大きくて値段が高いだけの家になってしまい、納得のいく家づくりはできそうにありませんでした。
そんな時、仕事の先輩が「FPの家」を建て、プランはもちろん住み心地もとても良いと聞き、工務店を紹介してもらうことになったのです。もちろん、この時がT様ご一家と「FPの家」との初めての出会いでした。そしてS子さんはお父様のために、新しい家にも小さいながら店舗部分を残すことを希望され、そのご希望をかなえるべく、工務店からは商品を保管するための保冷庫の設置が提案されたのです。
地酒「鈴正宗」を手際よく包装するご主人。いつまでもお元気でお店に立ち続けてくださいね。
取材中は口数が少なかったものの、直後に訪れたご近所の方とは何十倍(?)ものスピードで話していた快活な奥様。
早朝に出勤するご主人と小中学生の3人のお子さんを送り出した後、ご自分の仕事と家事に大忙しのS子さん。しっかり者のお嬢さんをもって、ご両親も安心のご様子です。
一年じゅう快適な室内&店内に、
家族も馴染み客も大喜び。
かくして、住宅の片隅に酒屋の店舗を併設した「FPの家」が出来上がりました。現在、S子さんはご自宅の“離れ”を仕事場にしており、日中は2つの建物を行き来しています。冬はもちろん、秋口や春先でも朝夕の寒さや床の冷たさが気になるそうで、「こちら(「FPの家」)はドアを開けた瞬間に暖かい空気を感じ、ホッとします」とおっしゃいます。
店主として頑張っていらっしゃるお父様(T様)も、「室内にいる時は冬でも薄着で快適に動けます。夏は店舗のエアコンを除湿にするだけで、奥の和室も涼しいんですよ」と。また仕事柄、持病の腰痛がおありとのことですが、「『FPの家』で暮らすようになってからは、身体も楽になりました」と笑顔で語ります。
お店のお客様は、昔からの馴染み客である年配の方が多いとのこと。店に入れば冬は暖かく、夏は気持ちよく、ゆっくりと腰を下ろし癒されて帰る方もいらっしゃるそうです。
保冷庫の活用で経費は大幅に節減、
在庫管理もしやすく。
ところで、「FPの家」は酒屋さんの経営にとっても貢献しているのでしょうか。
「以前、店にはショーケースのような大型冷蔵庫を置いていましたので、場所はとるし、電気代もかなりかさんでいました。でも今は、店には見本用として小さい冷蔵庫を置き、足りない分を保冷庫から補充してお手渡ししています。収容能力は以前よりもむしろ増しているほどで、電気代もかなり安くなり、経費節減につながっています」と。店舗が小さくなった分を、保冷庫がしっかりとカバーしているのですね。
さらに、台所はガス、お風呂は灯油だった熱源が今では電気1本になり、家全体としての効率もアップ。冷暖房の効きも良く、1年を通して快適に過ごせることに家族全員が喜んでいるそうです。
最後にS子さんからはこんなメッセージをいただきました。
「『FPの家』は本当に住み心地が良く、お店も作ってもらって、家の中は以前よりも明るくなりました。両親にはいつまでも元気で仕事をしながら、長生きしてもらいたいですね」
規模は小さくとも、お店を続けることで張り合いのある毎日を送ってほしいという願い。そんな親孝行の気持ちが「FPの家」に結実し、T様ご一家の健やかな毎日を応援しているのです。






















